私の最初の万年筆は小学校４年生の時（１０歳）の母からの誕生日プレゼントでした。
なぜ万年筆だったのかは不明ですが、父が日常的に使っていたこと、そしてうちの両親はたとえ子供でも、おもちゃではなくちゃんとしたものを与える方針であったので
１０歳は万年筆を扱える年齢とみなしてくれたからか
デパートで買ってきた（一緒に選んだ？）子供にしては高級品でした。
その時点で私がどの程度「モノを書く」のを好んでいたかは記憶にありませんが
小学校５，６年生の頃には日記を書いていて、その万年筆を使っていたのは覚えています。
日記は高校生までの３～６年、日常的にぎっしり書いていて、確実に３冊は消費しました。
さすがに大学生以後は「大学生らしく（笑）」家にいるより外にいる時間の方が長くなり、また万年筆を持ち歩く習慣はなかったため（失くしたくないし）使う頻度も減り
社会人になり（会社ではボールペン使用）、そして結婚してアメリカで住むようになり
その時にはその万年筆は実家の自分の勉強机の引き出しに残していきました。
（スーツケースと段ボール数箱でアメリカに渡ったため）
アメリカで住んでいる間にコンピューターが個人の持ち物になって手書きよりもタイプの方が主流になり、一方我が身は忙しい育児にフル回転状態。この世に万年筆というものが存在していることなどずっと忘れておりました。
（そもそもアメリカには文房具愛が活気づく環境がない！！）
そんな中、娘たちがある程度成長し、一緒にショッピングなどを楽しめるようになった頃に一時帰国中にたまたま寄った ITOYAで見かけた「KAKUNO」
「え？万年筆が千円？？これなら（アメリカで）何かあっても惜しくない」
「っていうかかわいい。特に必要ないけど欲しい、どうしよう」と、
店内うろうろしながら相当迷った挙句、結局、一目ぼれによる衝動買い😁。
同じ頃始めた５年日記を書くのに使い始めました。
そして今度はそのー年後くらいに、次女が高校のドイツ語のクラスの先生の引率で行くドイツ旅行のお土産として LAMYの万年筆を所望。（2018年）
「”ぬるぬる書ける”とはこのことか～」と実感しつつ、こちらも日記を書くのに愛用。
（このころ手書きと言えば日記くらいしか出番がなかった）
ただねぇ、日記も書く時は書くけど書かない時は書かない。。
で、白いページも多くなる。
またそんな状態なのでカートリッジ式のインクがすぐに乾いて無くなってしまう。。（新しいカートリッジに変えてはその後書かなくなって、次に使おうとしたら乾いてる。。の繰り返し／涙）
あんまりもったいないので、コンバーターを買ってボトルインクを使った方がいいかも。。
とボトルインクを買い。。その時にいろいろきれいな色のインクがあることを知り、それを使いたいために LAMYの２本目、３本目を買い。。（＠アメリカのアマゾン）
色を楽しみつつ（インクも増えてます）
でもやっぱり乾燥には勝てず（つまり使わない）、
でも友達に万年筆愛好者がいるのを発見すると
ふわっとまた別の万年筆を試してみたくなり。。。
さらに Kaweco, Platinum, Pilot の万年筆を購入。。。（2021, 22年秋）
そこで気が付いたのが
（ずっと今でもLAMYはお気に入りなんだけれども）
日本のメーカー
プラチナとパイロットはインクの持ちがLAMYより断然良い！！
ということ。
で、今はLAMY３本は洗って仕舞ってしまい、
プラチナ（グリーンのインク）とパイロット（茶色のインク）を普段使いをしています。
左：仕舞われたLAMY達。手前の赤いのがドイツ土産
中央：私の初万年筆とKAKUNO
全部初心者用の安いものばかりですが、それで十分。
実は母に買ってもらった私の初めての万年筆もプラチナで
最近買ったプラチナ（緑のボディ）がインクの持ちはもちろんのこと、書き心地も好きだったので
実はそのもう一つ上のバージョンをポチってしまいました（写真：右の一番下）。。。
明後日到着予定です。（何色のインク入れて使おうかな？？？）
やっぱり日本人には日本の万年筆がよいのか？それとも、私の好みがプラチナなのか？
LAMYの書き心地もそれに引けを取らず好きなんだけどね！！
後日談：新しい万年筆届きました。ボディの色がパーシモンオレンジ（柿色）なので、赤紫のインクを入れようかと考えたのですが、結局より使いやすいBlue Black のインクを入れて、普段使いすることにしました。
書いてみると気に入っていたもう一本のプラチナよりも書き心地が好き♡
（さすがワンランク上）。さらにもう一本買いたい気分になってきました。
最近バレットジャーナルを書くようになったので万年筆の出番が増えました。
そのせいで、新たな万年筆が欲しくなる状況になっているのですが
高級品を求める性格ではないのでｗ、ささやかな趣味？嗜好品として自分を甘やかしています。
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