Pharmacy School (薬学部)6年目

9/23/2022

アメリカの大学

長女はアメリカの大学の薬学部に通っています。

日本では、大学入学前に薬学部を受けて入りますが
アメリカではまず Pre-Pharmacy という薬学専攻に特化した教養学部に入り(大学により2年制と4年制がある)

その後 PCATPharmacy College Admission Testという全国テストを受けて、その得点によって行ける Pharmacy School (薬学の大学院といったところ)が決まります。
(PCATのスコアと願書で一次面接の合否が決まるそうです。
ただ、最近はPCATが必要のない大学も増えているそう)

(もちろんPre-Pharmacy に行った後で「なんか違う」と違う学科、学部への変更もありです)

ので、自身が通うPre-PharmacyとPharmacy School は同じ大学である必要はありません。
ただPharmacy School の必要単位は大学ごとに異なるので、Pre-Pharmacyで入った大学の中で内部進学?をする方が楽といえば楽ですね。
(他にも、普段優秀な子が万が一 PCATで失敗しても同じ大学だと教授たちも普段の成績を知っているので多少のお目こぼしもあったりするかも。。。という話もあったりします。)

我が家の長女は、州内の2年制のPre-Pharmacyに進学し
2年生(Sophmore)の秋学期に(大学外部の)PCATを受け、春学期にPharmacy Schoolへの内部審査(面接など)を通り

大学3年生(Junior)の年からPharmacy Schoolの1年生(P1)となり薬学の勉強をし、

大学4年生(Senior/P2)終了時に学部生としては卒業をし

大学5年(P3)終了時に White Coat and Pinning Ceremony をして
(大学キャンパスでの授業は終了。白衣にバッジ(=プロフェッショナルの証)を得る儀式。そして残り一年は臨床による単位取得を。。と理解しています。)

6年目(P4)の今、彼女はRotationといって
一年で一か月毎に異なる9カ所の薬局を周っており、最終学年の単位を取得して、来年の5月にPharmacy School (=大学院)を卒業します。

その9カ所中2カ所で「不可」を貰うと、即大学自体も落第、退学扱い!になり、これまで習ってきたすべてが無駄になるそうです。

因みに長女は今現在 Rotation 3カ所目で働いて(学んで)います。

話を聞いて興味深いのが、同じ薬局とはいえそれぞれ異なる資質を持っていることです。

彼女の最初の薬局は、患者さんが医者を通してではなく薬剤師に直接アポイントメントを取り、面談/相談をするところで、服はスクラブ(医療従事者のユニフォームの様なもの)ではなくビジネスカジュアル。

二つ目の場所は調剤薬局。薬局だけで2階建ての建物。
ある日アレルギーの薬を飲み忘れてくしゃみ鼻水の発作に見舞われた長女
「アレルギーの薬持っていませんか?」と先輩に聞いたら
「自分で作れば?」といわれてその場でいつも飲んでる薬(市販薬一錠分)を作ったそうです。
他にも、練習で作った薬成分の入っていない薬たちを持って帰って見せてくれました。
(オレンジのは舌の上ですぐ溶ける。ケースに入っているのはグミ状のもの。試食しましたが、薬としては美味しいかもしれないけど何でもない時に食べたいとは思えないお味でしたw。後味がね。。。)

       
こちらではスクラブを着用していたようです。

現在は病院内の精神内科にいるそうです。服は再びビジネスカジュアル。
(こちらは始まったばかりで詳しい話は聞いていません)

私は親戚にも医療関係者はおらず、ましてや日本とは制度も違うアメリカのカリキュラム。ざっくりとですが、彼女からいろいろ話を聞くのは面白いです。

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日本語が好き、英語は苦手。なのになぜかアメリカ暮らし27+1年(夫は日本人)。 娘二人も大学生になり アメリカ中西部のEmpty Nestでのんびり暮らしつつ、思うところを綴っていこうかなと思っています。

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